アーカイブ真っ白な皿に大きな平たいエビフライ、ナイフを入れタルタルソースを多めにほう張ると、上品な甘味が口中に、就職して初めてボーナスを手に神戸トアロードにあったレストラン「ハイウェイ」に急いだ、1932年谷崎潤一郎の肝煎で開いたこの店阪神大震災ごに閉じてしまった、幻のエビフライの写真がないのは残念だが、せめて当時の店内写真で趣を味わって欲しいな
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アーカイブ箱を開けると透明なパラフィンに包まれた大きめのキャラメル、バターとミルク味が口中に広がった、油紙に包まれ、時には紙離れが悪かった従来のキャラメルとは全くの別モノ、誤解だったけど、あこがれのフランスではみんなこんな高級キャラメルをおやつにしているのかと思い込んでいた。値段も普通のキャラメルより高く普段は買えなかったなあ。
アーカイブ軽く箸を入れると、豚の皮ごと脂身と香ばしい身が剥がれ、口中をとろける豚肉が満たす。台北で伝統的上海、江蘇料理がいいのは蒋介石が料理人を連れてきたから、写真の量は孤食には多いから持ち帰ってラーメンにトッピングしていた。日本でお薦めがあれば教えてくれないかなあ
アーカイブケチャップ仕立ての熱々スープに
じゃがいも、ニンジン、キャベツ、牛肉が湯気を上げる。何から手を付けようと迷うけど、結局いつものようにホクホクのじゃがいもから、とろとろのキャベツ、そしてゴロゴロの牛肉の順に決まっている。大好きなものは最後にという貧乏性は変わらないのは分かっている。このボルシチ、赤かぶから作るロシア、ウクライナのものほんボルシチじゃない、 子供のころ母親が作ってくれた日式ボルシチ、寒い日はものほんより温まっていいぜ アーカイブ茹で上がった粉吹きじゃがいもの皮を剥き、ナイフでイモに十文字の切目、その上から四角に切った冷たいバターを乗せれば出来上がり、ホクホクのじゃがいもに冷たいバターが溶けた風味をどう表現したらいいか。冷えたビールと共にはもちろん、ごはん代わりにもなる。道産子のオレは、食べ盛りのころ三個は平らげた。これほど自己完結した食べ物はそうないな、今夜はどこで食べようかな
アーカイブパリッと音を立てる皮をかめば中から甘い子豚の脂身
が口に広がった、北京ダック似だがさにあらす、鶏でも牛でも鴨でも何でもローストが好きな 香港チャイニーズだけど究極のローストは子豚の丸焼きのこの艶々の甘い皮ではないか、これまた香港宴会料理で初めて口にした、もう一度味わいたいな アーカイブ透明な丸いガラス器の中で生きた蝦が暴れ始めた、ガスコンロの火で熱熱になった紹興酒の中で、テキはやがて赤く染まりしずかになった、殻をムシって
ぷリップリの身に歯を当てる、紹興酒の香りとともに上品な甘さが口に広がった。 香港の宴会のオードブルででた「衝撃的」で忘れがたい体験、日本ではまだ食べてないな アーカイブ牛肉エキスたっぷりのスープを飲むと二日酔いで渇いた喉が
洗われる、豆板醤を少し入れ牛肉をかめばホロホロと舌の上で崩れた、細いきしめん風の麺を一気にすすり込む、すぐ額からどっと汗が吹き出した。コップ一杯の水がうまかったこと、 台北行きつけの食堂での昼飯、日本のラーメン同様台湾の「国民食」。屋台からホテルのレストランまで自慢の味を競う。 台湾牛肉麺は四川籍の老兵が故郷の「小碗紅湯牛肉」を湯麺にしてヒットしたようだ。 濁りのないクリアースープからトマト味までさまざま、二日酔い覚めにお薦めだ アーカイブ何枚か敷いた牛肉に父親が白砂糖と醤油をたっぷりかける、「かけすぎですよ」母がたしなめる。赤身の色が変わったら食べ頃、溶き卵に絡めて固い肉を噛めば、甘辛い牛の香りが広がる。もう一枚取ろうと箸を伸ばしたら3歳上の兄が「肉ばっか食べんなよ」
子供の頃からすき焼きは年一回大晦日のご馳走だった。父親がナベ奉行を務め、肉をめぐる兄弟ゲンカも恒例、 今出回っている霜降り肉はなかったけど一家団欒の大馳走だったね |